ロマンポルノリブート→T2

10日、午前中は歯医者、昼からは脛骨の牽引と 満身創痍ながら、小雨の中、映画じゃ映画じゃ と銀座へ。

久々に木村屋で買った桜餡パンを手に、まずは 丸の内TOEIへ。

『ロマンポルノリブート』の、「ジムノペディ に乱れる」。

嘗てはベルリンで賞を取りながらも、今では専 門学校で講師をし、久々の映画は低予算で、女 優ともめて中止になる監督が主役、って、見て いて辛いものがある…。

が、この監督、やたら女にだらしなく、同時に やたらもてる。昔馴染みの女性スタッフにベッ ドで慰められ、専門学校の教え子には誘惑さ れ、おりた女優も押し倒し、妻の入院する病院 の看護婦とも病室で…。

受賞作のタイトル、「六月の消えた日」から、 どうしてもあの監督をイメージしてしまう訳 で…。

まあカラミに次ぐカラミで退屈はしないが、こ こまで話を広げてどう収集するんだろうと思っ ていたら、やはり収集しそうで実は何にも解決 しないままに終ってしまった。

次に、丸の内ピカデリーで、「T2 トレイン スポッティング」。

20年前に見た前作は、ヤク中の若者4人の馬鹿 騒ぎ、としか記憶にないが、ロバート・カーラ イルの役名がベグビーというのは覚えている。 それだけ彼の個性が強烈だったからだろう。

今回、脇役まで20年前と同じ役者を揃え、ベグ ビーはムショを脱獄した敵役として登場。再び 不良中年共の馬鹿騒ぎ。

前作の映像を現代の場面にコラージュして疾走 するグルーブ感! 正に過ぎ行く時の流れの中 でのあがきとも取れるハイテンション。そし て、やはり便器が…。